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【パリ五輪】開会式を考察!歴史的背景と100年ぶりのフランス開催・・・これぞ多様性!

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前回のパリ五輪の開催は1924年でした。

なので100年ぶりの開催となりました。


そして夏のオリンピック史上初のスタジアム外での開会式!


パリ中心部を横断する

セーヌ川(全長777km)では


約1万500人の各国選手団が

94隻の船に乗り約6キロパレード

警備は約8万人(フランス軍兵士と警察合わせて)

史上初の「男女同数」のオリンピック開催


選手は式典会場のエッフェル塔前広場に向かいました。



そしてカナダ出身のセリーヌ・ディオンさんが

エッフェル塔の特設ステージで

「愛の賛歌」熱唱しました。


カナダは英語とフランス語の2つが

公用語だと聞いたことがあります。


セリーヌ・ディオンさんの歌唱力には圧倒されました。



パリ五輪のテーマは


「広く開かれた」


セーヌ川を舞台に

「文化」「歴史」「多様性」を取り入れた演出でした。


私的には、さすが芸術の都!と思いました。


今回の開会式は何かと賛否両論を呼びました。

そんな開会式の演出を考察してみたいと思います。




□ マリー・アントワネット


18世紀のフランス革命で処刑された王妃

マリー・アントワネット


彼女が幽閉された


「コンシェルジュリー」


開会式ではギロチンで切り落とされた自らの首を持って登場!


窓際に切られた首を持つ赤いドレスの女性達


建物中の窓から

一斉に赤い煙や赤いテープが・・・

まるで血しぶきが飛び散るかのような演出


風刺的で皮肉たっぷりな感じがフランスらしいと思いました。



フランス人にとってのフランス革命


身分制度を廃止し・・・

個人の自由、職業選択の自由

経済的な自由

法の下の平等など・・・


自由と平等を求めた国民による革命でした。


ちなみに革命のスローガンは


「自由・平等・友愛」



□ 最後の晩餐


レオナルド・ダビンチの名画

「最後の晩餐」を連想させるパフォーマンスに

世界中で論争が起きました。


シンガーソングライターのフィリップ・カトリーヌ氏は

ギリシャ神話ディオニソス(酒の神)の姿で登場


「青い裸のおじさん」?


この演出は

平和へのメッセージであり

ガザやウクライナでの戦争に感化された

パフォーマンスとのことでした。


ですが・・・

キリスト教への冒涜

悪魔的演出

と、批判を招きました。


そしてパリ五輪を主催するIOC

この演出について謝罪の声明を発表しました。


しかし一方では・・・

多様性を意識した進歩的な演出

記憶に残るパフォーマンス

と、称賛する声が寄せられました。


ちなみにフィリップ・カトリーヌ氏は

ゲイのユダヤ人でモデルマイノリティです。



□ まとめ


首と言えば・・・

日本だと忠臣蔵が浮かびます。


赤穂藩主だった浅野内匠頭の敵を取るべく

赤穂浪士47人 が討ち入り・・・


泉岳寺に吉良上野介の首を供えて亡君に報告


もしも日本五輪の開会式でこんな演出をしたら?

そんな空想をしてしまいました・・・


今回の開会式での全てのパフォーマンスは

とても記憶に残る演出でした。



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多様性を大切にする

フランス人らしい名言があります。


フランスを代表する世界的なデザイナー

イヴ・サンローランの名言


ただひとつの黒が存在するのではありません。多くの黒が存在するのです。 



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